山崎のキーワード

災害から守る国土強靭化の推進

 近年、集中豪雨などで土砂崩れや河川氾濫のリスクが高まり、住民要望にもその関心の高さが表れています。
国土強靭化加速化対策の継続を国に要望し、文字通り強靭な地域づくりに取り組みます。
 具体的には、河川の伐木や浚渫・流水断面の増加・堤防の強化、山間地では治山堰堤の構築・地滑り対策などです。
 また害獣対策も大変関心が高く治山治水に匹敵します。捕獲者養成・棲み分け対策・銃猟可能時間帯の変更のほか、自衛隊OB(隊友会)による支援も頂きながら対策に取り組んで参ります。
 

体は食べ物で
できている
みどりの食料システム戦略

持続可能な農業が提唱され、国では「みどりの食料システム戦略」が野上浩太郎前農林水産大臣によって策定されました。
有機無農薬栽培など環境負荷の少ない作物は、健康増進や医療費削減にも有効ですし、昨今の肥料や資材の高騰にも良い影響が見込まれます。
また高収益作物の導入によって就農者を増やし持続可能な農業を推進します。
有機無農薬・自然栽培等の作物が、学校給食で採用されるよう取り組んで参ります。

「生きる力」を
はぐくむ教育
真の人間力を 高める学校教育

 富山県教育大綱では、「真の人間力を育む教育の推進」を掲げています。コロナ禍や戦争などで突然生活環境が変わり、それまでの価値観が変化したとしても、子供たちは自分たちの時代をたくましく切り開いていかなければなりません。
 たくましく生きるために知識も大切ですが、人格や価値観に大きく影響を与えるのは、個々の関心・興味、そして経験だと思います。質の高い体験をより多くすることで一生の拠り所となるものを見つけることができると思います。その源泉が個々の中から湧き出る興味だと思います。
 学力偏重の画一的な学習方法から、強みを生み出すために自ら考え行動する「教えない授業」や「自己決定」に少しずつシフトさせることで、いじめ減少にも効果があるはずです。
 それぞれの得意分野を見つけ出し、尊重し支え合い、それぞれが活躍する時代を作りたいと思います。

中山間地を活かした
循環型経済
中山間振興と循環型経済の推進

 エネルギーを制する者が時代を制する。そんな意味でも中山間地は資源の宝庫です。昔は木材がエネルギーで山の所有者が力を持っていました。富山では水力発電が盛んです。また近年富山県発の、廃アルミから水素を発生させる技術が注目され、地域内循環経済の柱となる可能性を秘めています。
 このように新技術や里山の資源を活用した地域内循環を作ることが、富山県を豊かにする源泉になると考えます。
 また登山、サイクリング、サウナー、キャンプ、森林セラピー、など観光資源としても里山は重要です。
 森林の活用と振興、観光開発、空き家活用など、移住定住者からも注目を集めています。
温故知新。古き良き文化に学び、新しい時代に反映させる。
 富山県成長戦略会議で議論されている「開疎」「風の谷構想」など地元の宝を見出し、新しい文化構築に向けて取り組んで参ります。

まちの賑わいと
働く場
商工観光業 の支援

 他府県を視察すると、地域の活性化は産業の活性化によってもたらされている例が多いです。
 マーケットは人口とともに成長します。そのため子供を産み育てやすい環境を整え地域内で人口を増やし、移住定住など外部から来てもらうよう取り組みます。
 灯台下暗しと言うように、地域外からの客観的な意見は大切で、見過ごしている価値に気づかされることがあります。
 インターンシップもその一つで地元高校生が地域内の企業を知らないなど、県外流出の一端があります。地域産業と地元高校が共同研究などで結びつきを強め、ニーズを満たしていくなどの取り組みは有効だと思います。
 また県の研究施設と県立大学や県立高校が共同研究することで産業に活力を見出すよう取り組みます。
 地域内循環経済は、地域の皆さんが稼いだお金を地域内で循環できるようにシフトすることができれば効果的です。特にエネルギーにおいてはインパクトが大きいと考えます。それぞれが稼いだお金が流出せず、地域に少しでも留まることを目指します。